週末はバイク日和な釣曜日

　正月休みの期間中、デジカメのアルバム用としているパソの
外付ＨＤから見付けた写真です。

　何年も前の夏、某月某日の耐久レースです。

　予選中、タイヤが温まらない事に不安を抱き軽く流すペースで
走り２列目のグリッド。ピットに戻りタイヤを見て愕然！

　前日のフリー走行でエンジンブローし、徹夜でエンジンを
組んだ為、タイヤを交換しなきゃならんのを忘れてました。

　タイヤを自宅まで取りに戻る時間、交換に掛かる時間を
考えると決勝時間には間に合いません。仕方なくそのまま
決勝を迎えました。青いツナギが僕ですがタイヤに不安


　後ろにバイクが多いと普段は気分が良いものですが
この日は微妙です


　そして耐久レースの決勝スタート。

　燃料も満タン、無理をせず表彰台に入れそうなペースに
ペース配分に抑えました。こんな時は決して自己ベストの
ラップタイムを刻むつもりはありません。


　レース中、３位のライダーが数十ｍ先にいるのを確認し
ながら約75分を走りピットイン。

　第１ライダーの僕　Pit in


　残りの75分を走れるだけの給油とライダー交代を
済ませます。

　第2ライダーのマー君　Pit out


　３位を走っていたライバル車もライダー交代を済ませ
順位は変わらないものの僕より10歳若く体重も10キロ
軽い第2ライダーのマー君がジリジリと追い上げ開始。

　前走車をパスし３位に浮上、後は抜かれなきゃ表彰台。
でも若さゆえペース配分というものを抑える事を知りません。
ついには２位のバイクを射程圏内に捕らえ追撃開始。

　そして、チームの写真を撮ってくれていたＳ君がシケインで
衝撃の写真を撮ってしまいました。


　すぐにピットイン、最低限の応急処置でレースに復帰
しましたが完全に気持ちがなえたマー君はマシンを寝かす
事が出来ません。完全にビビリミッター作動です。

カウルのスクリーンも吹き飛びました

　レース後、マー君はタイヤの接地感が急に無くなったと
説明。タイヤを履き替えて無かった僕は平謝りでした。

　レース自体は同じチーム員のエースコンビが1位を獲得。

スポンサーさんへの面目は保てたものの、この一件は
チームの忘年会などではいまだに笑い話になっています。

　あっ、僕らは当然表彰台どころか入賞すら出来ませんでした。
勿論、カウル類はバッキバキ、ＦＲＰなんで後日自分で直しま
したがハンドルやフロントホイルまでのダメージ。前日のエンジン
ブローまで含めるとシャレにならない大出費のレースでした